支部長挨拶

平成24年度土木学会中部支部の支部長を務めさせていただくことになりました、中部地方整備局の梅山和成です。土木学会の発展のために全力で尽力して参りたいたいと思います。

さて、昨年は、東日本大震災をはじめ、台風12号、15号豪雨災害など、永年、記憶に残る大変な災害に見舞われ、これまで整備されてきた社会資本と今後のあり方に多くの課題を投げかけました。 私たち、土木技術者の使命は、安心して豊かな生活を営むことができる、高信頼性社会を構築することであり、今こそ、土木の原点に立ち返り、東日本大震災から復旧・復興を成し遂げるとともに、近い将来、必ず発生するといわれる海溝型巨大地震に対し、最新の知見に基づき、備えを進めていかなければなりません。 また、こうした切迫性の高い大規模災害に対する備えに加え、人口減少、少子高齢化、エネルギー制約等の課題を克服し、複雑多様化する社会活動に的確に対応していくため、「持続可能で活力ある国土・地域づくり」の推進が必要不可欠です。

このように私たち、土木技術者への期待と責務が高まる中、中部支部として、以下の3つの柱を中心に取組みを展開していきたいと考えています。

まず、1つめは、「大規模災害への備え」についてです。 9月に開催を控えた全国大会におきまして、直面する課題を総称し、「地域の復興、日本の再生 ~土木工学が果たすべき役割~」をテーマに、多分野の専門家をお招きし、様々な角度から熱い議論を展開いただくこととしています。是非とも、みなさまのお力添えをいただき、成功させたいと思っています。また、昨年、地域特性に応じた「安全な国土の再設計」に取り組むために立ち上げられた“タスクフォース”を通じても、防災減災への対応に全力を挙げていきたいと考えています。

2つめは、「次世代を担う学生・若手土木技術者の育成」です。 今後も更に進むとされる、本格的な少子化時代を迎える中、理系離れ・建設業への知識・認識不足などで、土木工学はもとより、建設業に携わろうとする若い人材の減少が顕在化してきており、土木学会として喫緊の課題と認識しています。このため、学生・若手技術者を主役とした、高品質な行事を多く企画し、これらを通じて学生の人材育成と土木を学んだ卒業生・修了生が、国内外で土木技術者として自信と誇りを持って仕事ができるよう、産官学が知恵を絞って取り組んで参りたいと考えています。

3つめは、「国民への情報発信」です。 前述の全国大会や学生・若手技術者との交流行事は、もとより、これまでも積極的に実施されてきました市民等を交えた様々な行事を通じて、土木の魅力と土木技術者が果たすべき社会貢献について、国民の方々にきちんと認識していただくため、全国への発信力を強化していきたいと思います。

この3つの柱を中心に、中部支部を盛り立てていくためには、皆様のご支援、ご協力が不可欠です。引き続き、ご高配をいただきますよう、お願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

平成24年度土木学会中部支部長
梅山 和成
(国土交通省 中部地方整備局長)

中部支部会員数

2012年5月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。

正会員 個人 2,846名
法人 39団体
学生会員 733名
特別会員 43団体
合計 3,661名
フェロー会員 140名
名誉会員 30名

歴代支部長および幹事長

歴代の支部長および幹事長一覧は以下からご覧ください。