支部長挨拶

平成26年度土木学会中部支部長を務めさせていただくことになりました、名古屋市緑政土木局の早川高明です。この1年間、土木学会の発展のために尽力して参りたいと思っております。

今年、土木学会は創立100周年を迎えます。これまで先人達が築き上げてこられました歴史を思いますと、この記念すべき年に大役を仰せつかったということで、その責任の重大さを深く痛感している次第です。

中部支部におきましても、100周年記念イベントを予定しております。当イベントでは「土木コレクション」として、先人の叡智で創り出されたさまざまな土木施設に関する貴重な図面の展示等も予定されており、他にも「土木カフェ」や「ふれあいフェスタ」などを企画しておりますので、この機会にぜひ多くの方に足をお運びいただき、土木に触れ、その魅力を少しでも感じていただければと思っております。

昨今、地震、豪雨などさまざまな自然災害が頻発しており、また、予測を超える被害が発生することも少なくありません。とりわけ未曾有の被害をもたらした「東日本大震災」においては、未だ数多くの方々が避難生活を送られており、被害の甚大さ、震災からの復興の難しさを改めて痛感しております。

この中部地方においても、南海トラフを震源域とする巨大地震の発生などが予測されていることから、これら災害への対策が急務となっており、橋りょうなどの都市基盤施設の耐震性向上など、災害に対する事前の備えとして「土木」の果たすべき役割は非常に大きなものとなっております。

また、近年では、高度経済成長期に集中的に整備された公共施設が一斉に高齢化を迎えることが深刻な問題となっております。国においても昨年11月に「インフラ長寿命化基本計画」が策定され、各自治体などインフラ管理者は、この計画に基づき一丸となって戦略的な維持管理・更新を推進することが求められているなど、土木を取り巻く環境は大きく変化してきております。

我々、土木技術者は、安心で安全な豊かな生活を実現するため、社会インフラを構築し、適切に維持管理をしていく使命があります。予算の制約など厳しい環境の中ではありますが、土木技術者のより一層の創意工夫により乗り越えていかねばなりません。

また、今後の人口減少が見込まれる中においても人材を確保するため、子供や学生に土木について興味をもっていただく機会を増やすなど、将来の土木技術者の育成につなげていくことも必要です。

中部支部としましては、会員の皆様とともに、これらの課題に真摯に取り組み、社会に貢献できるよう取り組んでまいりたいと考えております。今後とも、皆様のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ就任のあいさつとさせていただきます。

平成26年度土木学会中部支部長
早川 高明
(名古屋市緑政土木局副局長)

中部支部会員数

2014年7月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。

正会員 個人 3,056名
法人 38団体
学生会員 783名
特別会員 41団体
合計 3,918名
フェロー会員 153名
名誉会員 24名

歴代支部長および幹事長

歴代の支部長および幹事長一覧は以下からご覧ください。