支部長あいさつ

平成27年度土木学会中部支部長を務めさせていただくことになりました、中日本高速道路株式会社の小室俊二です。
この1年間、土木学会の発展のために尽力して参りたいと考えております。

昨年、土木学会は創立100周年を迎え「社会と土木の100年ビジョン -あらゆる境界をひらき、持続可能な社会の礎を築く-」を策定しました。これは学会の過去100年を振り返り、将来の100年の目指すべき方向性を示したものです。
今、これからの100年に向けて第一歩を踏み出したところであり、この大きな節目の時期に大役を仰せつかりまして、責任の重さに身の引き締まる思いでございます。

近年、私たちの先輩が築き上げてきた社会資本の経年劣化が大きな社会的課題となっています。構造物の効率的な維持管理や更新により安全性や永続性を保つことで社会の要請に応えていく必要があります。
また、中部圏においては南海トラフ巨大地震の発生が指摘されており、防災・減災が急務となっています。

加えて、北陸新幹線の延伸、新名神・新東名高速道路の建設促進、リニア中央新幹線の着工など、大規模プロジェクトが着々と進行しつつあり、河川環境の整備、港湾機能の強化、駅前等の都市構造の再構築をはじめとした地域づくり・まちづくりも進められています。

土木学会創立100周年宣言の『持続可能な社会実現に向け土木が取り組む方向性』には安全環境活力生活の4つのキーワードが挙げられています。
中部地区においても、先ほど申し上げました課題に対して、環境に配慮しながら安全性を高めていくこと、また多くのプロジェクトや事業により経済的活力を維持することで生活を豊かにすること、そしてこれらの努力を継続していくことが重要です。

そのために、産官学が連携し、地域の方々とも協働しながら、土木技術に携わる人たちが自信と誇りを持てる環境を整え、これまで培ってきた技術を次世代に伝えていくことが必要と考えています。

土木学会と土木技術者の果たす役割はますます大きくなる中、様々な課題や社会からの要請に応え、公益の増進や地域の発展を図り、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
安全・安心な社会を支えて頂いている会員の皆様の支部活動に対するご協力に心から感謝いたしますとともに、皆様のご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

平成27年度土木学会中部支部長
小室 俊二
中日本高速道路株式会社
取締役常務執行役員 経営企画本部長

中部支部会員数

2015年4月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。

 正会員  個人 2,975名
法人 36団体
学生会員 726名
特別会員 41団体
合計 3,778名
フェロー会員 153名
名誉会員 24名