「セメント系固化材の利活用セミナー」開催のご案内(後援行事)
概要
セメント系固化材を用いた地盤改良工法は、多種多様な施工機械も開発されて、液状化対策や地盤の安定対策、既設構造物の耐震補強技術などのさまざまな用途で用いられており、今やインフラ整備には必要不可欠な技術となっております。セメント協会では、東北地方太平洋沖地震の発生後、改良地盤上の構造物および地盤の安定性の確認を目的に、被害状況などを調査し、「東日本大震災におけるセメント系固化材を用いた地盤改良に関する調査報告書」を発刊致しました。報告書では、セメント系固化材による地盤改良の耐震効果の適用事例を中心に紹介しております。一方で、復旧・復興工事に関しては、工事が進行中であり、セメント系固化材が使用された適用事例の掲載が少ないため、報告書発刊後も調査を継続してきました。調査の過程において、将来の大規模災害に備えた地盤改良工事が多数実施されていることが判明したため、これら適用事例を収集・整理し、あらたに「大規模災害に対してセメント系固化材による地盤改良が果たす役割」と題した報告書を取りまとめました。
一連の調査結果が、セメント系固化材を用いた地盤改良工事の重要性・有効性の理解を助け、今後の地盤改良工事の計画、設計、施工、施工管理と品質管理に大いに活用されることを期待しております。
この機会に是非ともご聴講いただけますようご案内申し上げます。
日時
2016年11月2日(水)13:00~16:50
会場
金沢商工会議所会館1F ホール
〒920-8639 金沢市尾山町9-13
受講料
無料
定 員
200 名(定員になり次第締め切らせていただきます)
CPD
土木学会認定CPD プログラム(JSCE16-0421 3.5 単位)
講演
13:00~13:10 | 開会の挨拶 (一社)セメント協会 セメント系固化材普及専門委員長 杉山 和久 氏 |
13:10~13:40 | 大規模災害に対してセメント系固化材による地盤改良が果たす役割 東京工業大学大学院 教授 北詰 昌樹 氏 |
13:40~14:30 | セメント系固化材の概要と適用事例調査について (一社)セメント協会 研究所長 近藤 秀貴 氏 |
14:40~15:40 | セメント系固化処理工法の新しい改良形式について 国立研究開発法人 港湾空港技術研究所 地盤研究領域 地盤改良研究チームリーダー 森川 嘉之 氏 |
15:50~16:50 | 発生土や分別土の利用と地盤環境への影響 京都大学大学院 教授 勝見 武 氏 |
申込先
セメント協会 普及部門宛に受講申込書をFAXにてお送りください
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-9-4
FAX:03-5200-5062
TEL:03-5200-5060