土木学会中部支部研究発表会前日シンポジウム

テーマ

中部地方沿岸域における防災・環境研究の最前線~気候変動影響を考慮して~

概要

東海地方の沿岸域はこれまでに伊勢湾台風による高潮災害等を経験してきており、今後も地球規模の気候変動に伴った台風の強大化による厳しい高潮の発生とそれによる災害や南海トラフ巨大地震と津波による災害が懸念されています。北陸地方でも、富山湾における2008 年の高波(寄り回り波)災害のように高波等による災害リスクがあります。一方、東海・北陸地方の沿岸域には豊かな自然環境があり、それを利用した漁業、観光産業なども活発に行われています。安全で豊かで利用しやすい持続可能な沿岸域を構築していくには、防災・減災や環境、利用を総合的に考える必要があります。
(公社)土木学会海岸工学委員会では、海岸工学に係る研究者の地域交流を促進し、取り組むべき新たな研究課題の発掘を目標にして地域研究活性化小委員会を2016 年6 月に立ち上げました。その中で東海地方および北陸地方のそれぞれの研究者による東海ワーキンググループ「東海における防災・環境研究WG」と北陸ワーキンググループ「北陸沿岸域研究WG」が形成され、交流と議論を行っております。
中部地方の様々な分野の研究者が集まる土木学会中部支部研究発表会の前日に本シンポジウムを開催し、上記の二つのワーキンググループに属する研究者から、それぞれが実施している中部地方の沿岸域における防災・環境等に係る研究について話題提供し、中部地方において気候変動影響なども考慮しながら今後取り組むべき新たな研究課題の発掘や多岐の分野にまたがる研究協力について議論します。

日時

2018年3月1日(木)15:00~18:00

場所

名古屋大学減災館1階減災ホール

対象者

一般(参加費:無料)

事前申し込みは特にありません.当日,受付にて,ご記帳ください.

プログラム

プログラムなどの詳細は,PDFファイルをご覧ください.PDFファイル