支部長あいさつ
令和8年度土木学会中部支部長を務めさせていただくことになりました、中部地方整備局長の森本です。この1年間、土木学会中部支部の発展のために尽力して参ります。
さて、日本は急峻な地形条件にある上に、梅雨や台風による水災害、頻発する地震、冬期の大雪など、非常に厳しい自然環境の条件にあるにもかかわらず、長年にわたって「土木の力」を駆使して、国土を効率的に有効に活用し、経済発展を遂げてきました。
しかしながら、地球温暖化による気候変動によって水災害はその威力を増し、また、渇水の懸念も増幅させています。国際情勢の不安定化などもあって日本はその経済競争力を削がれ、人口減少社会のなかで地域の持続性も損なわれつつあります。さらに過去に整備したインフラが老朽化して使用できなくなるなど、国民生活を脅かす事案も発生しています。
国としては「第6次社会資本整備重点計画」を令和8年1月に閣議決定した他、中部ブロックにおきましても、中部圏の地域特性や直面する課題を反映した「中部ブロックにおける社会資本整備重点計画」を策定中です。
中部地方は、世界的な「ものづくり」の生産拠点などの強みを活かしつつ、今後の将来像として「生活の質が高く持続的に成長する強靭な中部圏」を掲げ、南海トラフ地震への備えをはじめとする防災・減災、国土強靱化の取組、リニア中央新幹線の整備を契機とした広域的な地域連携や、産業・物流基盤の高度化など、中部ブロックとして取り組むべき重要な課題を的確に対応していく必要があります。これらを実現していくのが「土木」の力です。
土木学会が定めた5カ年計画「JSCE2025-2029」でも、気候変動に起因する自然災害への対応、八潮市の道路陥没事故等のインフラの老朽化、労働者不足、土木人材の減少、技術継承性の低下などを土木界が直面する課題としてとらえています。
中部支部としても、このような状況も踏まえて、産官学が一体となって、災害の激甚化に備えるための調査研究、技術者不足に悩む自治体へのインフラ維持管理分野を含めた支援、出前講座を通じた社会の安全・安心を支え、未来を描く次世代の人材育成、技術の伝承を目的とした講習会の開催などの様々な活動を「ものづくり中部」の特徴を活かしつつ、展開して参りたいと思います。
日本の社会をさらに豊かにいいものにするため、土木技術のさらなる発展は不可欠だと思っており、土木学会の力で中部地方を変えていくという強い決意を持って、会員の皆様とともに努力し取り組んでまいりたいと思います。今後とも、会員の皆様の中部支部に対するご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和8年度土木学会中部支部長
森本 輝
(国土交通省 中部地方整備局長)
中部支部会員数
2024年5月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。
| 正会員 | 個人 | 3,231名 |
| 法人 | 54団体 | |
| 学生会員 | 595名 | |
| 特別会員 | 40団体 | |
| 合計 | 3,920名 | |
| フェロー会員 | 121名 | |
| 名誉会員 | 31名 |
注)名誉会員及びフェロー会員は正会員(個人)に含まれる
支部役員名簿
支部組織体系
支部の活動
過年度の活動については各年のページをご覧ください。
委員会・WG活動
過年度の活動については各年のページをご覧ください。
