支部長あいさつ
令和4年度土木学会中部支部長を務めさせていただくことになりました。名古屋市緑政土木局の河田 誠一です。この1年間、土木学会中部支部の発展のために尽力して参りたいと思います。
近年、全国各地で地震、豪雨など自然災害が激甚化・頻発化し、中部地方においても南海トラフ地震の発生による甚大な被害が危惧されています。
防災・減災の基盤となるインフラの老朽化が進む中、その機能を将来にわたって適切に発揮できるようにするためにも、予防保全など計画的な維持管理・更新の実施、新技術の導入や促進をするとともに、多様な主体との連携が求められています。
土木学会が昨年より開始した「インフラパートナー制度」はインフラを支える人々の裾野を広げる取組みです。中部支部においてもNPO法人などと合意書を締結しております。インフラに関わる市民・団体とパートナーシップを結ぶことで、地域に根差した幅広い活動が密接に連携していくことを期待しています。
人口減少・高齢化が進む中、次世代の土木技術者を育成するためには、学生や未来を担う子供たちに、土木に興味を持っていただける機会が必要です。また、新型コロナウイルス禍をきっかけに、社会の仕組みが変化する中であっても、人との「連携」や「つながり」を大切にしながら、さまざまな行事を通じて、土木に対する関心・理解の醸成、技術の向上などに努め、担い手の確保・育成を進めていくべきと考えております。
土木学会は産・学・官が一体となって技術的活動に取り組む希少な組織です。その強みを活かし、土木界発展のため、会員の皆様とともに努力し進んでまいりたいと思います。今後とも、会員の皆様の中部支部に対するご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和4年度土木学会中部支部長
河田 誠一
名古屋市緑政土木局長
中部支部会員数
2022年4月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。
正会員 | 個人 | 3,068名 |
法人 | 49団体 | |
学生会員 | 602名 | |
特別会員 | 39団体 | |
合計 | 3,758名 | |
フェロー会員 | 124名 | |
名誉会員 | 24名 |
注)名誉会員及びフェロー会員は正会員(個人)に含まれる