支部長あいさつ

平成30年度土木学会中部支部長を務めさせていただくことになりました、東海旅客鉄道株式会社の本田 敦です。土木学会中部支部の発展のために尽力して参りたいと考えております。
さて、土木学会が2014年に策定した「JSCE2015」の中に、「公正な立場からの専門的知見の提供」という役割が謳われています。昨年度末平成30年3月26日、土木学会中部支部をはじめとした学会(地盤工学会中部支部、砂防学会東海支部、同信越支部、日本地すべり協会中部支部)が国土交通省中部地方整備局及び5県3市と締結した「災害時における調査及び技術支援等の相互協力に関する協定」は、まさにその役割を念頭においた取組みと言えます。
防災や減災、また、社会資本の維持管理や更新という社会からの要請に応えていくことが急務である中、「産・官・学」の会員で構成されている土木学会は、公益社団法人として、その橋渡しとなる重要な役割を担っています。
発災時に専門的な助言を通じ社会へ貢献していくためにも、普段から本部や他の支部だけではなく、地盤工学会をはじめ砂防学会・日本地すべり学会、また、教育研究機関とも「顔の見える関係構築」を図っていきたいと考えております。
また、土木学会には一般市民における土木への関心の向上や、若手技術者の育成という重要な役割もあります。学会活動の成果の発信として、一般社会に向けた市民参加型の講習会の開催や教育の現場への広報活動、さらに、既存の取組みである「土木技術者と学生の交流会」等の深度化が、我々支部の任務であると認識しております。
今年度は中部支部創立80周年にあたる節目の年です。総務部会・イベント部会・記念誌編集部会の3つの部会で様々な企画を検討していただいているところですが、事務局としても、実行委員会と調整を図りながら進めていきたいと思います。
土木学会そして土木学会員の役割は今後ますます大きくなっていくと考えており、会員の皆様と一緒に考えて、取り組んでまいりますので、今後とも、会員の皆様の土木学会中部支部に対するご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
平成30年度土木学会中部支部長
本田 敦
東海旅客鉄道株式会社 執行役員
中部支部会員数
2018年4月末日現在の土木学会中部支部会員数は、下表の通りです。
正会員 | 個人 | 3,042名 |
法人 | 48団体 | |
学生会員 | 894名 | |
特別会員 | 42団体 | |
合計 | 3,936名 | |
フェロー会員 | 144名 | |
名誉会員 | 24名 |
注)名誉会員及びフェロー会員は正会員(個人)に含まれる